人生に終りはない
先日、新聞で次のようなコラムを読みました、アメリカの女性スポーツ選手の話である。
名前は、ベーブ・ディドリクソン・ザハリアスと言うスポーツ選手で、彼女は、次のような言葉を残している、「勝つために、競って、競って、競い続けている。それが私の人生なんです」。彼女はスポーツ万能の選手。ロサンゼルス五輪(1932年)では、槍投げと80メートルハードルで金、走り高跳びで銀、バスケットボールでは全米代表に3度、選ばれた。野球では、投手として大リーガーと対戦。ゴルフでは、全米女子オープンなどプロ31勝。AP通信社が選んだ「20世紀前半最高の女子選手」にも輝いた。
彼女は「上達しつづける限り、引退はしません」と語っていたそうである。全米ゴルフで3度目の優勝は、癌の手術後のこと。引退どころか、むしろ「障害がないと、ベストの力が出ない気がします」と、彼女は40代で早世してしまったのだが、引退することはなかった。
「生涯現役」「一生涯たたかう」と決めた人に「引退」の2字はないのだと云われている。人生だもの、職場を退職し引退することも避けられない、選手として引退することも避けられない、病に伏すことも避けられないかもしれない、暗黒の淵に立たなければならないこともあるかもしれない、しかし、人生に「引退」はなのだ。どこまでも、どこまでも、生きられる限り生き抜き、希望と生き甲斐を抱きつつ、我が生命を燃焼させて行く以外に、若さをたもつ秘訣はありえないし、そうでなければ人生は敗北に終ってしまうと、我が生命に常々言い聞かせ、生ける屍になってはいけないと懸命に生きている昨今である。
09年5月8日
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